そう言って、時雨君を指差す梓君。 見ると、本当に器用だった。 私からは、なんか生徒会長が仕事をしてるようにしか見えない…。 「時雨はいいなー。」 慶君が言う。 「慶が不器用なだけだろ?」 時雨君が慶君に、挑発的な笑みを浮かべて言う。 「なんだとー!」 慶君が時雨君の所に向かう。 「慶君、ちゃんとやってよー。」 千里が言う。 「みんなしてひでーよ…。」 はい。 慶君、いじけました。