「先生、決まりました!」
「おっ!
早いなぁ。
じゃあ、自由にしてていいぞ。」
「はぁい。
やった!」
「あっ!
終わったの?」
慶君が聞いてくる。
「うん。」
「どうなったの?
バスの席。」
今度は梓君。
「うんとね。
千里と慶君が隣で一番前。
美沙希と梓君が隣で、その後ろ。
そして、私と時雨君が隣で、その後ろ。
これで良いよね?」
私が簡単に説明する。
「あぁ。
良いよ。」
「誰の隣になってもいいって言ってたんだから、拒否権はないけどね。」
「良かったぁ。」
私たちは、いろんな意味で喜んだ。


