「答えなさいよ!」 「全部、本当の事ですけど…。」 しまった…。 つい本音が…。 「あんたは一真の何を知ってるの? 一真は皆に優しくてスポーツ万能で…。 それのどこが嫌なの?」 全然知らないじゃん。 「別に。 一真君は裏の顔を出さないだけだよ。 私以外にね。」 そう言って私は教室に戻る。 「ちょっと待ちなさいよ! 逃げるの?」 別に逃げてないし…。