靴を履き、振り向くと、彩乃ちゃんとお兄さんが見送りに来ていた。 「またきてね! 真白おねぇちゃん。」 「またな。 真白ちゃん。」 「彩乃ちゃん、バイバイ。雅也さん、さようなら。」 そう言って、微笑む。 雅也さんの顔が、赤くなった。 「…兄貴、人の彼女に惚れるな。」 時雨がまた、機嫌を悪くした。 「惚れてないって!」 私はその様子を、苦笑いしながら見ていた。