「あっ!
そう言えば俺、用事あったんだ!
みんな、ゴメン!」
慌てた様子の時雨君。
「おっ!
忘れてなかったか。
偉い、偉い。」
そう言って、からかう慶君。
忘れてないって何?
もしかして、あの約束?
「子供扱いすんなよ!
俺だって、やるときはやるんだ!」
「そうだねー。」
「梓まで子供扱いすんな!」
じゃれあう3人。
なに?
なんなの?
「早くしないと、アイツ帰っちゃうんじゃない?」
アイツ?
アイツって誰?
時雨君の、好きな人の事?
「そうだよ!
んじゃ、行ってくる!」
そう言って、走って行った。


