「一真っ!」

美琴先輩の、怒りが混じった声がした。

「姉貴?」

「美琴先輩?」

一真君と一緒に振り返った。

「またあなたは、真白ちゃんに迷惑かけて。
真白ちゃん困ってるのに…。
男として最低だよ!」

美琴先輩、すごく怒ってる。

「うるせぇな。
姉貴には関係ねぇだろ。」

ちょっとまずいな…。

止めなきゃ!