ガチャッ。 「ただいまぁ!」 家に帰ると私のお母さん、本城 七海がいた。 私の家には、お父さんがいない。 私が小さい頃に、事故で死んだんだ…。 「おかえり。 楽しかった?」 お母さんが笑顔で聞いてくる。 「うん!」 お母さんにそう返して、私は部屋に急いだ。 千里と美沙希にメールするためだ。 『今日楽しかったね! それより、私時雨君が好きになっちゃった!』 千里と美沙希に送信!