「じゃあ決まりね! 明後日だっけ?」 梓君が聞いてきた。 「うん。」 美沙希が答える。 「じゃあ明後日の、6時に学校集合ね!」 千里が張り切って言う。 「了解!」 「あっ! もちろん美沙希も真白も浴衣着て来てね。」 千里は、すごく張り切って言う。 「うん!」 「浴衣かぁ…。 あったかなぁ…?」 多分、あの引き出しかな…。 「大丈夫?」 美沙希が心配そうな顔で聞いてくる。 「多分…。」 あることを祈る。 「なかったらいいよ。」 千里が気を遣って言う。 「うん。 でも多分あるよ!」