「じゃあな。」 片手をあげて言う。 「うん。」 素っ気なく返し、家のドアノブに手をかける。 ガチャ 「ただいまぁ。」 …。 「誰もいないの?」 家の中は暗かった。 「別にいっか。」 私は部屋に行き、充電しっぱなしのケータイを開いた。