キーンコーンカーンコーン-------

はい。

今日は学校です。

そして朝です。

「ひかる~?」

前の席の愛瑞が私の

顔の前に手をヒラヒラさせてきた。

『・・・っん?何?』

「ボーッとしてますよ~?」

『寝起きだからです』

「そっ・・・じゃあ起こして上げる」

愛瑞がニコッと笑って言った。

私には悪魔の微笑みに見える・・・。

き、気のせいだよな・・・?

『あっ・・・よろしくお願いします』

「素直ね、じゃあ遠慮なく」