「優さん…コレ…ください」


タオルを握ってお願いをする


「タオル?別にいいけど…なんで?」


不思議そうな目で聞いてくる優さん


「…優さんの匂いがして…落ち着く…」


タオルをギュッと抱き締めながら言う

…変態って思われたかな?
タオルの匂いで落ち着くなんて…


「ごめんね…そんなので我慢させて」


変な目で見られるかと思ったのに、悲しそうな笑顔で優さんは言った


「待っててね…すぐに迎えに来るから」

「…はい…」


タオルを握ったままの私の頭を撫でて、今度こそ優さんは帰って行った


これから、優さんと会えない日々が続く

でも、頑張るよ
信じて…待ってるよ…

だから早く迎えに来てね
ご主人様…