そうこうしているうちに
事情があって引っ越すことになって
引っ越し先はすぐ近くなんだけど
けっこう出費がかさんで
それに僕の仕事も減って・・・

ただでさえそんなに余裕がない所に
収入が減ってきたもんだから
車を処分し煙草をやめ
正直なところ
ギリギリの生活をしている

だからまた君が無心してきた時
そんな話をして
これまでのように振り込めないと話した
君はそれ以上たのまなかった
そしてまた君から電話があった

お金のことだったら
無理だとまた断わるつもりだった
君はお金のことじゃないといった
僕と話したいと思っているだけだと
そして以前のように色々長話した

そんなことが2回ほどあったかな
この前の電話の時
なんだか君の様子が
いつもと違う気がした
声が明るくなったように思った

君はケータイ小説を始めたと話してくれた
喜劇と言ったかな
もう数十作アップしてると
個定読者もついたと
ケータイ小説なるものの分析もしてたね

作品を書いていると聞いて
良かったと思った
とにかく作品を残さなくては
良くても悪くても
作品として残さなければ・・・

その場をケータイ小説に見出したことを
ほんとによかったと思った
場所はどこでもいいんだ
ケータイ小説という場があったんだ
ほんとによかった

利用者は若い子が多いけど
年齢制限は無いし
パソコンからも投稿できるということで
ケイタイは持ってないけど
僕も登録してみようと思った

サイトの名前を聞いた
すぐアクセスしてサイトを確認
君の作品は探さないよと言った
君のことにも他の人のことにも
僕は無関心さ

関心があるのは自分自身
読んでくれる人がなくても
これまでブログやメルマガで書いたもの
短歌やエッセイや童話のようなものを
まとめる場として利用しようと思った

その電話の翌日から
ケータイ小説にアップ作業を始めたさ
一日の作業はそれから始めている
そのために他のことが置き去りになってる
あれもこれも上手くいくことは無いね

これをやればあれが出来ず
あれをやればこれが出来ずといった具合
適当にその日の優先順位を決めて
こなすしかないね
どれも続けたいからね

そのケータイ小説
これまで書いたものをアップしてるけど
これ・・・つまり
「O君へ・・・配達されない手紙」だけが
いわゆる書きおろし・・・新作

まだ読者登録がないから
僕のことを見つけてないのかも
というか・・・君も案外
人のことには無関心ということかな
そんな所が似ていたりして

君からの電話を
今では待っているよ
ケータイ小説のことを話したいしね
それじゃまた・・・
もう君に書くことも無くなったかも