AEVE ENDING other storys






「でも、こんなに体力消耗した子供を連れてテレポートは出来ないでしょ。さっきも言ったけど、食料は調達してきてあげるよ」
「…じゃあ、ついでに毛布と靴も」
「うん。でもその間、ちゃんと警戒しててね」
「言われなくても解ってる」
「宜しい」

街、テレポート、食料の調達、警戒。
訳の解らない単語がぽろぽろとふたりから零れ落ちる。

野宿に決定したようだが、風が凌げる場所がなかなか見つからない。
ひたすらに続く荒野は、確かにごつごつとした磐(いわ)が目立つようにはなった。

(でも、まだ三人分の風避けになる場所はないよな…)

荒れ狂う風は、一つの磐では防ぎきれない。
あるならば地下に伸びた穴か洞穴、岩磐の群衆が理想的だ。

しかし見る限り、それらしきものの影すら見当たらなかった。