その時、ふと小紅を見上げた澪は心臓が止まりそうになった。 風邪になびくサラサラの黒髪に、その隙間からちらちらと見える首筋。 最初、小紅を見た時と同じような衝撃が澪に走った。 綺麗な横顔。 小紅の口から吐かれた紫煙は風邪によってすぐに流れて消えてしまった。