騎士には誇りがあった。 戦士ではない、剣士ではない、兵士でもなければ警官でもなく、殺人鬼でも殺戮鬼でも、もちろん聖職者でもない。 騎士には、曲げてはならぬ誇りがあった。 男はそれをどれだけ堅く守ってきたことか、美徳を称え美しくあれ、恐れず怯まず戦い続けよ。 誇りを守ることが男の誇りであり美徳。 それを。 片手を失ったことがどれだけの屈辱であるのか、この若造にわかるのか。