私の家に住みませんか?【完】






その日の夜、

部屋で勉強をしてたら




―――――トントンッ



「れんたぁーいるー?」




甘利かよっ。




「……あぁ。」





甘利が部屋に入ってくる




「なんか、用?」





「小麦ちゃんの話。」




俺は思わず手が止まる。




「小麦ちゃん、

告白されたってさ。」





え……


告白?




「…………」




何も言えなかった。





「蓮太がウジウジしてると、
他の男にとられるよ?」




それだけを言い残し、


甘利は部屋を出た。






「………マジかよ…」



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