私の家に住みませんか?【完】






「そんなの、自分で聞けば?」




それができたら
苦労しねーつの。


甘利のやつ、
絶対俺の事からかってやがる…







「だって、俺が聞いたら

なんか俺が好きみたいじゃね?」



呟いたつもりが、
声が大きかった…




やべぇ。




俺はとりあえず、
自分の頭をかいた。


とりあえずって……







「ふーん。そうなんだぁー」


甘利は、ニヤニヤして言う。





「蓮太くん、

やっと認めたねぇ。」




コイツ……
気付いてたのか!?



甘利ほど分かりやすい
女はいないと思ってた…






「はぁー。

相談するやつ間違えた…」



甘利に口を滑らせてしまった
俺が悪かった……



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