きっと、練習をしてたんだろう。 俺は料理を一口つまんだ。 「………うまっ」 めちゃくちゃうまかった。 下手なんて、とても言えないくらい とにかくうまかった。 俺は、小麦ちゃんを起こそうか迷った。 ここにいても、 風邪ひくだろうし。 でも、 すごい気持ち良さそうに寝てる。 「……しょーがないなぁ」 俺は、 自分の羽織ってるパーカーを 小麦ちゃんにかけてあげた。 .