私は一息つこうと椅子に座った



周りは静か。


聞こえるのは心地好い時計の音だけ。


その心地好さに瞼が重くなる。



…――――
―――
――





「……ん…」


眩しく目が覚める。



「……寝ちゃったんだ…」


今何時か確認しようと
体を机から起こす。


そのとき、肩から何かが
落ちる感じがした




「……パーカー?」



それはパーカーだった




「………蓮さんのだ…」




そのパーカーは蓮さんが
いつも着てるやつだった



.