私は甘利ちゃんとお節を作る。
蓮さんとお兄ちゃんと
いつのまにかいたお父さんは
双子と遊んでいる。
「小麦ちゃんさぁー」
「なに?」
「もう一人欲しいとか
思わないの?」
「ぶっ!」
吹いてしまった……
双子を含めた人達が
私を見る。
「なっ、何言ってんの!」
「いや〜。」
甘利ちゃんはニヤニヤしてる。
「家は二人で手一杯です。
甘利ちゃんの方こそ、
それこそどうなの?」
家はいるけど
甘利ちゃんとこはいないじゃん。
「家はいらないって
両方言ってるからねー」
あら、意外。
お兄ちゃんいらないんだ……。
.

