私の家に住みませんか?【完】






「ただいまー!」



俺は小麦と手を繋いで
小城家に帰ってきた。






まぁ、家は借りたんだけど…






「おかえり……っえ!」




甘利が俺を見て驚いた。


甘利は口を手で抑える。


手に光る指輪に俺も驚く。




「甘利、お前っ……」



「蓮太!」



甘利が飛びついてきた。



「うわぁ!」



俺も気になる事が
多すぎる。






「あー!浮気してやがる!」


と紬くんも出てきた。

紬くんの手にも同じ指輪……




俺は小麦の方を見る。


小麦は俺に微笑み頷いた。





「まじかよ!

 お前、結婚したのか?」


抱き着いたままの甘利に聞く。



甘利は俺から離れ、




「はじめまして

 小城 甘利です!」




と自己紹介してきた。




色々有りすぎて
理解できない………。



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