そのあと、 小麦はバイトをあがり、 俺達は街を歩いた。 いきなり帰ってきたこと、 連絡が出来なかったことに 対して怒ってたけど、 一緒に歩けることが なにより、嬉しい。 それに、 やっぱり小麦は綺麗になった。 俺が見とれていると 「なに?」 と恥ずかしそうに聞いてきた。 「いや、小麦 …………美人になった。」 俺がそう言うと 小麦は顔を赤くした。 すぐ照れるとこも 変わってない。 やっぱり、 言うなら今しかない。 俺は決心して 小麦にプロポーズした。 .