私の家に住みませんか?【完】






気が付いたら朝だった。




髪も服も顔も酷かった。




私はある程度綺麗にして
食堂に行く。






食堂にはみんないた。




「小麦、おっはー」



朝からウザいテンションの
お兄ちゃん。



「…………おっはー」



低いテンションで返す。





朝ご飯がテーブルに並んでたけど
食欲がなかった。




「…私、今日いいや…」




「え、なんで?!」





いけない!

このままだと
明らかに落ち込んでる人だ、私。




「最近太ったから、
 ダイエット?」




私はそれっぽい理由を
笑顔で言う。




「だから抜きで!」



そう言い残して部屋に行く。



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