私の家に住みませんか?【完】






「できたよー」


と叫ぶと、みんな順々に
食堂(せまいけど)にくる。



お兄ちゃんはいつも
「うまそう」と言ってくれる。


こういう優しさが憎めない…。




「お前、冷蔵庫空だったろ。」



お兄ちゃんにそう言われた。


知ってたなら、
牛乳位買ってくれても……



「買い物行ったもん」



「この量を!?」


冷蔵庫を開けた慶くんが
びっくりする。


冷蔵庫がぱんぱんに
なるくらい買ったからね、私…。




「一人じゃないけどね。」


さすがに一人じゃ無理だよ。




「誰に手伝ってもらったの?」



「え?」



小麦、なぜ動揺してる!




「……えーと…


 クッキーあげた人。」




私はわざと
分からないように言う。




「え?誰?」



甘利ちゃんと慶くんと蓮さんは
不思議そうな顔してる。


多分、お兄ちゃんも
分かんないだろう。



まぁ、分からない方がいいけど…







「あ!新ってやつか!」



え!?



「えっ!?

 なんでお兄ちゃ…」




「だって、あの量女子二人じゃ
 持てねーだろーし、
 それに…………」


お兄ちゃんはニヤニヤしながら




「お前の男友達って、
 新しかいないだろ!」





図星………



なぜか黙る自分……



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