「蓮さんっ!」
私は蓮さんの元に駆け寄る。
「小麦ちゃん!良かったぁ…
良くこんなとこまで……」
「蓮君がね!
あっ…………」
一瞬、
蓮さんの目が大きく開いた。
あ、
蓮君って言っても分からないか…
「男の子がね、泣いてて…」
「それでここまで
連れてきたって訳か…
小麦ちゃんらしいな。」
「でも、
なんで電車でこれたの?」
お兄ちゃんが車で
くるのかと思った。
「ここ、俺の地元。」
「うそっ!」
うそっ って私…
嘘ついても
しょうがないでしょ……。
「あ………」
蓮さんが電車の時刻表を
見ながら呟く。
「やべ……
俺が乗ってきたので
電車最後だ……」
「え!?うそっ……」
一晩二人きり!?
.

