『もしもし?』
電車にはお兄ちゃんが出た。
「あ、お兄ちゃん?
小麦です。」
『小麦!
お前どこにいんの!?』
大きい声でびっくりした。
「西笹ヶ丘……」
『西笹ヶ丘!?どこ!?
え………、まじ?』
向こうで何か話している。
「お兄ちゃん?」
『お前、今西笹ヶ丘の
どこにいるんだ?』
え。
どこって……
「蓮君家……」
『れんくん?!
誰だそれ!』
そりゃそーだ。
『とにかく、西笹ヶ丘の駅に行け?いいな?』
「ちょっ……」
電話が切れた…
駅ってどこ………?
「小麦ちゃん、大丈夫?」
蓮君のお母さんが
心配してくれた。
「蓮のせいで…」
「いや、大丈夫です!
私こそ、
新年早々すいません…。」
忘れてたけど、
今日は1月1日だ。
「あの、駅ってどこですか?」
「あー、駅ね!」
蓮君のお母さんは
細かく場所を教えてくれた。
「本当にありがとうございました!
助かります!」
「こっちこそ、ありがとう!
ほら、蓮!ありがとうは?」
「こむぎちゃん、ありがとう!」
蓮くんは小さく会釈した。
「いえいえ。
では、ありがとうございました!」
私は蓮くん家を出て
私は駅に向かって歩き出す。
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