櫂兎side

俺が目を覚ました時。

すでにユウは目覚めていて。

「ユウ…??」

「起きたか」

そう言ったユウの声は

恐ろしいぐらいに低くて。

「櫂兎、来い」

そう言われて

俺はすぐにユウのもとへ向かった。

「これ…」

ユウに手渡されたもの。

それは

「手紙??」

誰からだよ??

後ろを見て…

「璃麻??」

何で…璃麻から。

「読め」

そう言われて俺は

手紙を開けた。