「楓‼」

「何??櫂兎」

俺は…

結婚を考えている彼女がいる。

それが…

向井楓。

高校の8月あたりに知り合って

一番長い付き合い。

まだ楓に

結婚しようって言ってないけど

早めに…

伝えたい。

そして楓を

安心させてあげないと。

「楓は…。

これからどうするの??」

「どういう意味??」

「んー…。

進路とか」

卒業した楓は

特に進学もせず

俺と暮らしてた。