「その鉄パイプで…

あたしを思いっきり殴れ。

お前らの苦しみがなくなるまで

殴れ」

そう言ったあたしは

暴螺の組員に

「あたしを押さえろ。

いくら殴られても…

倒れないように」

そう言ってあたしは

しっかりと2~3人の奴に

体を抑えさせた。

「お前らが背負ってるもの全て

あたしが受け止めてやるよ。

気が済むまで…

あたしを殴っていい。」

「何言ってんだ??榛原」

「あたしは…

自分の組員だけが仲間じゃない。

この世界の奴ら全員

仲間だと思ってるよ」

「は…??」

「だからあたしが

苦しみを半分でも…

背負ってやるんだ」