その日の夜、みっちゃんは夢を見た。


 どこにいるかわからない、でも、とてものどが渇いていた。

 暑くも寒くもないのに、ただのどが渇いていた。


「ああ、のどが渇いた・・・・・・」


つぶやくと、上からポタポタと水滴が落ちてきた。


両手を出すとほんの少し、水がたまる。


みっちゃんは迷わず口をつけようとした……











 「水、水をください」