「ハァ ハァ ハァ…ぁ…たし…」
「ほらね」
「!?」
後ろを振り向くと、唯が居た
「なん…で」
「ねぇ麻実」
唯はゆっくり近づいてきた
「私ね、ホントは麻実にいじめられる前から、岡田君や有馬さん、斎藤さんや…学級委員の舞香にまでいじめられてた」
たまに唯の教科書が無くなっていたり、下駄箱に紙屑が入っていたりした
最初は綾奈や琴羽を疑ったが、あの強気な人たちがそんなセコイ嫌がらせをするはずがないと思い、偶然だと思っていた
祐一は女好きで有名だから美人の唯をいじめるはずがない
「岡田君?」
私の心を悟ったかのように唯が喋り始めた
「岡田君はね、私を部屋に連れ込んで…」
…祐一は、唯をレイプしたんだ…
「…私、2年3組が大っ嫌いだった。だから友達が…麻実がホントに大好きだった」
「私も、唯が大好きだった」
「えぇ。私たち、親友だもんね」
「…“元”でしょう?」
「元でも、麻実の行動ぐらい簡単に読めるわ」
「だから?」



