「はっ?」 朝から突拍子もないことを聞かされ僕の頭はパンク寸前だった。 「だから今日、樺摘(かつみ)が来る」 コーヒー片手に何てこと言い出すんだ、この人は!! 「冗談だよね…?」 「冗談だと思うか?」 いや、基本的に母さんは冗談を好まない。 「じゃあホントに…?」 「さっきからそう言ってる」 母さんはトーストを無理やり流し込んだ。 「じゃああとよろしく」 慌しく出かけていくその背中を見送る。 「いってらっしゃい」 本日の帰宅時間、1時間。 ホントに忙しいんだなこの人たちは。