I am セカンドガール

pm8:19

うん。

メールを返すと、
直ぐに電話が鳴った。
「もしもし…」

「もしもし?やっと、電話にでてくれたね。ありがとう」

「ううん」

「………しつこく連絡してごめんね。真奈ちゃんがイヤがってるの知ってたけど、ちゃんと話したかったから」

「うん」

「……この前の事だけど…」


うわっ。いきなりきた。


「…うん」

「ごめんね。
隠してるつもりはなかったんだ。
俺の中では、彼女とは終わってるから…
だから、聞かれた時もいないって答えた…」

「…うん」

「…………本当はね、
適当に遊べる人がほしかったんだ
そんな時に、真奈ちゃんに出会った。可愛いし、この子でいいやって…軽い気持ちだった。
でも、会っていくうちに、変わった。真奈ちゃん、いい子だし、話もちゃんと聞いてくれて…
それで気付いたんだ。
俺、真奈ちゃんの事好きになりかけてるって…
だから、あの日、全部話そうと思ってた。
遊ぶつもりだった事、とっさに嘘をついてしまった事」

「…うん」

「彼女の話になった時に、真奈ちゃんがヤキモキ焼いてくれた事にすげぇ嬉しくてついからかっちゃって、全部言えなかった」

「…うん」


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