「春姉が帰って来たけど、ご飯は要らないって。食べて来たんだって。海さんも」
キッチンで洗い物をしていた夏姉にそう声を掛けると、
「あらまあ、珍しい事もあるものね?」
と夏姉は言った。
「そうかな? 春姉が外食して来るって、別に珍しくないんじゃ……?」
「ううん、そうじゃなくて、その連絡をして来なかった事よ。春姉はそういう時、ちゃんと私にメールくれるのよ。今夜はご飯要らないって」
「ふ~ん。春姉だったらそうだよね? 何で今夜は連絡しなかったんだろう……」
私は2階に上がると、春姉の事が気になるので様子を見に行こうと思った。そして春姉と夏姉の共同の部屋の前に行くと、ドアが僅かに開いていた。
キッチンで洗い物をしていた夏姉にそう声を掛けると、
「あらまあ、珍しい事もあるものね?」
と夏姉は言った。
「そうかな? 春姉が外食して来るって、別に珍しくないんじゃ……?」
「ううん、そうじゃなくて、その連絡をして来なかった事よ。春姉はそういう時、ちゃんと私にメールくれるのよ。今夜はご飯要らないって」
「ふ~ん。春姉だったらそうだよね? 何で今夜は連絡しなかったんだろう……」
私は2階に上がると、春姉の事が気になるので様子を見に行こうと思った。そして春姉と夏姉の共同の部屋の前に行くと、ドアが僅かに開いていた。