間食を少し控えないとダメかなぁ。


 そんな事を考えながら、私は扇風機の風を体に受けていた。いつもこうして汗が引くのを待ち、その後服を着るのが私のやり方だった。


 その時、ガラガラと脱衣所の扉が開く音がした。春姉が帰ってきたのかな、と思ってそっちに目をやると、春姉ではなかった。


 なんだ、陸か……


 そこには陸が、キョトンとした顔をして立っていた。

 ああ、陸もお風呂に入るのね。じゃなくて、いやそうなんだろうけど、そういう問題じゃなくて、えっと……、えーっ!!


「ぎゃあ~! バカ! あっちへ行け!」


「あ、ごめん!」


 ピシャっと扉が閉められた後も、私は胸を手で隠した姿で動けなかった。あまりなショックで。


 り、陸に、見られた。私の、スッポンポンを……!!