同居人の秘密~瞳の魔法に魅せられて~

「じゃあ、陸……」


 なんか、夏姉の視線が痛い。私が陸に話し掛けるのは、夏姉のためなの。分かって?


「ん?」


「あんたも出掛けてたの?」


「まあな」


「ふーん、どこへ?」


「どこだっていいだろ?」


「言えない所?」


「さあな」


「あんたさ、夜の商売してるの? 例えばホストとか」


「はあ? ああ、そうさ」


 やっぱり!