やっと夕方になり、私は紅葉ちゃんが指定した喫茶店へ着いた。そこは春姉が勤める会社の、巨大なビルのすぐまん前だった。
時刻は約束の時刻ピッタリ。目印に、と紅葉ちゃんに伝えた会社の水色の封筒で、顔を扇ぐ仕種をしながら店内を見渡したけど、紅葉ちゃんらしき女の子は見当たらなかった。
その代わりに、とんでもない人物と目が合ってしまった。
なんで、陸がこんな所にいるのよ!?
窓際の席に、なんと陸が一人で座っていた。そして陸は私に向かって小さく手を挙げたけど、私はプイッと横を向いた。すると、
「秋ー、こっちへ来い!」
なんと陸は、店内中に聞こえるような大きな声で私の名を呼んだ。
私は仕方なく、ツカツカと陸に近付いて行った。
時刻は約束の時刻ピッタリ。目印に、と紅葉ちゃんに伝えた会社の水色の封筒で、顔を扇ぐ仕種をしながら店内を見渡したけど、紅葉ちゃんらしき女の子は見当たらなかった。
その代わりに、とんでもない人物と目が合ってしまった。
なんで、陸がこんな所にいるのよ!?
窓際の席に、なんと陸が一人で座っていた。そして陸は私に向かって小さく手を挙げたけど、私はプイッと横を向いた。すると、
「秋ー、こっちへ来い!」
なんと陸は、店内中に聞こえるような大きな声で私の名を呼んだ。
私は仕方なく、ツカツカと陸に近付いて行った。



