陸とは特に進展もないまま何日かが過ぎた。


 そう言えば陸は、今でも三島夫人と会っているんだろうか……

 私との関係が何も変わっていないのだから、向こうとも変わってない、と考えるのが妥当だと思う。


 陸と三島夫人が抱き合うシーンを想像したら、なぜか胸がキューッと締め付けられるような感覚がして、すごく嫌ーな感じがした。


 それより、ご主人の三島さんが可哀相だ。そうよ、三島さんのために、私はがんばらないといけないんだわ。私の体を犠牲にしてでも!


 でも、どうやって?


 と、その時、デスクの上の携帯がブルブルと震えた。メールを受信したらしい。