「美奈ちゃん!!見つけたよ!見つけたんだ!」
興奮を抑えきれずに路地で僕は大声で叫んだ。
祐介は周りを気にしていたが、通行人の姿はなかった。
『お兄ちゃん・・・』
「美奈ちゃん、いるんだね?お兄ちゃん見つけたよ!ランドセル!」
『違うの・・・』
違う?
予想外の美奈の反応に僕は戸惑った。
「違うってどういうことなんだい?」
僕の言葉に祐介も表情を険しくする。
『それじゃないの・・・。その中に・・・』
「中。中をあければいいんだね?」
ボロボロのランドセルの中からは、かろうじて原型をとどめたかつて教科書だっとであろうものが溢れだした。
筆入れ、教科書・・・。これといって目だったものは見つからない。
祐介と僕は焦り始めた。
「何も・・・ないよ?」
『あるはずだよ。美奈、思い出したの』
「真美ちゃんに見せたいものを思い出したんだね?」
『うん・・・あのね・・・』
美奈の『声』は、最初に聞いた不安でいっぱいのそれではなく、とても穏やかなものに変わっていた。
興奮を抑えきれずに路地で僕は大声で叫んだ。
祐介は周りを気にしていたが、通行人の姿はなかった。
『お兄ちゃん・・・』
「美奈ちゃん、いるんだね?お兄ちゃん見つけたよ!ランドセル!」
『違うの・・・』
違う?
予想外の美奈の反応に僕は戸惑った。
「違うってどういうことなんだい?」
僕の言葉に祐介も表情を険しくする。
『それじゃないの・・・。その中に・・・』
「中。中をあければいいんだね?」
ボロボロのランドセルの中からは、かろうじて原型をとどめたかつて教科書だっとであろうものが溢れだした。
筆入れ、教科書・・・。これといって目だったものは見つからない。
祐介と僕は焦り始めた。
「何も・・・ないよ?」
『あるはずだよ。美奈、思い出したの』
「真美ちゃんに見せたいものを思い出したんだね?」
『うん・・・あのね・・・』
美奈の『声』は、最初に聞いた不安でいっぱいのそれではなく、とても穏やかなものに変わっていた。


