「・・・いいの?」


「あぁ。」



寂しげな顔がくしゃくしゃの顔に変わる。

小さな机を乗り越え、俺の胸に飛び込んできた。

泣き顔に胸が熱くなる。


「うぅ・・・あっありがと・・・ございま・・・す」


泣きじゃくる少女の頭を撫でながら、少女と暮らすことを決意した。


先のことはまるで想像つかないけど、この選択が間違っているとは思えない。



少し自分と似通った境遇を持つ少女に愛おしさを感じながら、少女を安心させるように抱きしめた。