陽希君との穏やかで幸せな時間は
あっという間に過ぎてしまった。
そして、私の心にチクチクと痛むモノを残して
土・日の休みは終わってしまった。


また、月曜日を迎えた。

「西村ぁ。」

相談室の中で忙しく書類を作って
いると、主任が声を掛けてきた。

「なんでしょうか。」

パソコンから顔を上げて
主任の顔を見ると

「相変わらずぶっさいく顔で
仕事してんなぁ。」

っと猛毒を吐かれた。