あー、ほんとに
どうしよう。
ていうか、そもそも私
大和君の彼女なのかな?
やばい、自信なくなってきた…
ゴツッ
「ったぁ」
「よぉ!しけた面してんなあ」
なんてことを言いながら
私をどついてきたのは
もちろん大和君じゃなく。
「皓貴っ!!私の脳細胞減っちゃうでしょ!!叩かないでよ!!」
時任 皓貴。
お隣りに住む幼なじみ。
持ち合わせてないのは
知力とデリカシー。
「わりぃわりぃ」
絶対悪いと思ってない
口調でいいやがった、こいつ
私が膨れていると
「だからなんでんなしけた面してんのって聞いてんのっ」
って、膨れたほっぺを潰された
「ぶっ、だ、だから、急に叩かないでってば」
「いやぁ〜、だってそこに膨れたほっぺがあるから?みたいな」
あは、とか
可愛くないから!
