なのに、それはあたしだけだったみたい。
ここ1ヶ月、電話はない。
電話なんておろか、前まで1日1回は来ていたメールすら来なくなった。
部活で忙しい柊哉に合わせる為、あたしからはあまり連絡出来ないし。
たまにメールしてみるけど、返ってきたのは数回。
高校でもクラスが違うからなかなか会えなくて、でもあたしには会いに行く勇気もない。
「……倦怠、期…」
ぽつりと出た本音に、自分で驚き口を手で塞いだ。
頭をふるふると振って、ケータイのリダイアルを開く。
電話なんて柊哉以外とは滅多にしないから、柊哉の名前は1番上。
だけど……
柊哉は、違うのかもしれないんだよね。
あたしは祈るように、メールを打っていった。


