「奏、大丈夫ですか?」

怜が左腕を庇いながら歩いてきた。


「あぁ・・・・それしても、こっちの被害がでか過ぎる」

「そうですね・・・・向こうは下っ端といえど、力の差が有りすぎました」


そう。蝶龍の下っ端を紅蓮は舐めていたのだ。しかし。実際はどうだろうか。

紅蓮の下っ端は殆ど見て取れる怪我をしている。

だが蝶龍の下っ端は大してダメージを受けていなかった。


その強さにも目を張るものが合った。紅蓮もトップになる為いくつモノ族と喧嘩をしてきた。

その中でも、蝶龍の下っ端は県トップレベルの幹部以上とほぼ同じ強さだった。


幹部達でさせ、下っ端に手こずらされた。