「龍聖、訳わかんねぇ事言ってんじゃねぇぞ!!俺等が蝶龍に、そいつ等にどんな仕打ちを受けてたかお前も知ってんだろ!?」


修司は感情的に、怒り、悲しみ、不安が混じった声で龍聖に訴えかける。


「知ってるよ。だからこそ、俺は蝶龍に行く。




だが本当に酷いのはお前等だ」



そう殺気を放ち冷たく睨みながら蝶龍の輪の中へ紛れ込んでいった。


「どういうことだ・・・・・」


「あら、そのままですけれど?


ねぇ、これでもまだ私達と喧嘩しないって言うのかしら」



にこりと、綺麗に笑う。



「総長・・・・・俺やる」


「龍鬼・・・・俺もやる。龍聖、お前後悔するんじゃねぇぞ」

「もちろん俺もやる。俺はここで帰りを待つって決めたから」

「だって総長。俺達はどうする?」

「・・・・やるに決まってんだろ」



始まる・・・・・



静まり返った倉庫に小さな呟きが響いた。