「もしもし?緋衣―ヒイ―?」 ーー・・・。----・・・、ッ!! 「緋衣ッ!!大丈夫なのッ!?緋衣?緋衣!」 ・・・---ッ!! 「もしもし!?緋衣ぃ!!」 百合・・・・・? 「どうした」 「鈴・・緋衣が・・・・、神龍が、足止めされてるッ!」 そう言って泣きそうな顔になる百合。 「足止め?どこの族?」 「・・・・・・紅蓮よ」 そう百合が言った瞬間、私はバンッと壁を殴った。 倉庫にいた全員がビクッと肩を揺らした。