同居、始めました!





会計を済ませ外に出ると、都会らしい夜空が視界に広がった。



店を出たすぐ横は大通りで、11時を過ぎているにも関わらず、
車がのろのろ走っている。



数十メーター先でやっている道路工事のせいだろう。




スムーズに走れず若干苛立つ運転手が光に当たった時にちらりと見えた。




「次はいつ会える?」



駅に向かいながら俺の数歩先を歩く千鶴がこちらを振り返る事なく質問してきた。



「いつ、会いたい?」



挑戦的に俺を見る千鶴。