会議が終わった直後に届いたメールに、あまりにもおどろいた俺は残業予定だった仕事を今までにないくらい猛スピードで終わらせ、
上司の睨みも無視をし、会社を飛び出した。





本来ならば残業手当てが出るし、
雛との生活のため少しでも遅くまで残りたかったのだけれど。




またあの地獄のような夕飯が待っているかと思うと気が気じゃなくて。




いつもの倍の速さで帰宅する事に成功した。




が、時既に遅し。




「おかえり!出来てるよ、晩ご飯!」




ドアを開けると雛がかなりの上機嫌で迎えてくれて。




玄関から見えるテーブルには既にお皿が並べられている。