「それじゃあ航也くん、雛を頼んだよ」 「はい」 「雛、ちゃんと航ちゃんの言うこと聞くのよ」 「分かってるってば」 数週間後。 すべての手続きを終えて、あたし達は空港へとやってきた。 「何か悪いことをしたらすぐにでもおばあちゃんのところに生かせるからな」 「はいはい」 「雛、それからっ・・」 もう、この人たちはいったい何なのよ