同居、始めました!




とにかく今は仕事に集中だ!



頭を左右に振って再びパソコンに向かい始めた。









「今日本当に良かったの?」


「あぁ、ごめん突然呼びだして」


待ち合わせの場所に行くと千鶴は既に来ていた。


風が少し冷たいのか、手を握ると冷たかった。



「航也?」


「ごめん、大丈夫か?」


「うん、行こうか」





向かった先はいつもの行きつけのカジュアルイタリアン。

社会人になって初めて行ったレストランが此処だった。



「この前来たのに久しぶりな感じがする」


「そうか?」